結婚したり、お子さんが生まれたりするとお祝いの品を頂く機会が多いですよね。
お祝いは頂いてそこで終了!
…なんてことはなく、きちんとお礼をするのが大人のマナー。
それが上司からの頂き物だとしたら、なおさらです。
お礼の品を贈る手配をするだけではなく、そこにお礼状を添えれば、
相手からの好感がグッとアップすることは間違いないでしょう。
しかし、お礼状を書き慣れていない方も多いのでは?
ここでは、お礼状の例文をご紹介しちゃいます。
頂き物に対するお礼状!失礼にならない例文とは?
お礼状は、お祝いを頂いたらお礼の品をお渡しするより先に、
なるべく早く出すのが理想です。
そもそもお祝いのお返しを「内祝い」と呼ぶことが多いと思いますが、
本来内祝いは、お祝いを頂いたかどうかに関わらず、
お世話になった親しい人に贈るものでした。
しかし、最近では頂いたお祝いのお返しとして贈る傾向になっています。
それにあわせて、お礼状も内祝いと同じタイミングで
贈ることが多くなっているようです。
お祝いを頂いたら、1ヶ月以内にお礼状を添えてお礼の品をお渡しするのが
いいでしょう。
基本的なお礼状の流れは、
① 頭語
② 時候の挨拶
③ 相手の健康を気遣う文
④ お礼・感想
⑤ 今後のお付き合いや支援をお願いする言葉
それでは、具体的な例文をご紹介します。
ただ、下記の通りにしてしまうと、形式的な文章に受け取られてしまう可能性もあるので、自分たちなりにアレンジをしてみるといいでしょう。
【あらたまった相手に贈る場合】
拝啓 ○○の候、皆様におかれましてはますますご健勝のこととお喜び申し上げます。
この度、妻の出産に際しては、ご丁寧なお祝いをいただき、誠にありがとうございました。
お陰様で、○月○日に誕生いたしました長男○○は、元気に成長し、母子ともに健やかに過ごしております。
これからは、夫婦で力を合わせ育児に努めてまいりますので、ご指導くださいますようお願い申し上げます。
なお、ささやかではございますが、お礼の品を送らせていただきましたので、
ご笑納いただければ幸いです。
略儀ながら、書中にて失礼させていただきます。 敬具
平成○○年○月○日
夫の名前○○ ○○
妻 ○○
○○様
奥様
【親しい相手に贈る場合】
季節の時候(例文は後述参照)。
先日は、長男○○の出産にあたり、素敵なベビー服をいただきありがとうございました。
早速着せてみましたが、とてもかわいらしく妻と顔をほころばせております。
初めての子育てに戸惑うことが多いのですが、これからは家族3人で幸せな家庭を作っていけたらと思います。
これから、子育ての先輩としても、今まで以上にアドバイスをいただけましたら嬉しく思います。
お近くにお越しの際には、息子の顔を見にぜひお立ち寄りください。
まずはお礼申し上げます。 敬具
平成○○年○月○日
夫の名前○○ ○○
妻 ○○
○○様
奥様
【頭語・結語】
拝啓 ⇔ 敬具
謹啓 ⇔ 敬白
前略 ⇔ 早々
【時候の挨拶】
1月 初春の候/新年早々ではございますが、
2月 立春の候/余寒厳しい毎日が続いています
3月 早春の候/寒さの中に春の気配を感じる頃となりました
4月 桜花の候/春もたけなわの頃となりました
5月 新緑の候/新緑の香りがさわやかな季節になりました
6月 梅雨の候/紫陽花の色が美しく映える頃になりました
7月 盛夏の候/海山が恋しい季節になりました
8月 残暑の候/連日厳しい残暑が続いています
9月 初秋の候/朝夕はめっきりしのぎやすくなりました
10月 秋冷の候/さわやかな秋晴れの日が続いております
11月 晩秋の候/近くに冬の気配を感じる頃となりました
12月 初冬の候/師走に入り、あわただしい毎日が続いております
贈り物のお礼状。もし遅れた時は?
前述のとおり、お礼の品よりお礼状をなるべく早く出すのが理想ですが、
最近では、内祝いにお礼状を添えて出すことが多くなっています。
もしも、お礼をお渡しするのがもっと遅れてしまった場合、
素直にお詫びの気持ちを記して下さい。
「本来ならばすぐにでもお礼を申し上げるべきところ、
遅くなりまして大変申し訳ございませんでした。
遅くなった理由を並べるより、すっぱり謝ってしまった方がずっといいと思います。
上司から贈り物が届いたときのお礼状のまとめ
私は友人が多い方ではないのですが、娘が生まれたとき
ありがたいことに想像以上の数の出産祝いを頂きました。
赤ちゃんのお世話だけでてんやわんやなのに、
内祝いの手配などで大変だった記憶があります。
事前にお礼の品を決めておいたり、お礼の文章を考えておくと、
慌てることなくスムーズにお礼の準備ができると思いますよ。
コメント